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[ 171] 作り手を“やる気”にさせる著作権とは――島本和彦氏など語る (1/3) - ITmedia News
[引用サイト]  http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0801/28/news012.html

時代遅れの著作権制度が創作の足かせになっているとすれば、どんな制度が理想的だろうか。「著作物は完全コピーフリーにし、2次使用料は税で徴収する」など著作権の枠組みのアイデアについて、法学者や漫画家が議論した。
現行の著作権法はネット時代に合っていない。では、どう変えればいいのか――早稲田大学デジタル・ソサエティ研究所が1月25日に都内で開いたシンポジウムで、法学者や漫画家などが、新しい著作権制度の形について議論した。
参加したパネリストは「現行の著作権法は時代に合っていない」という認識で一致。クリエイターの創造のインセンティブを高めながらも著作物の自由利用を確保する新制度として、「商用著作物は登録制にして自由な2次利用を認め、税金で使用料を徴収して人気投票で著作者に還元する」などといった案が出た。
著作権法は19世紀に、印刷物を想定してできた法律。その意図は、著作物の自由な利用を一定程度制限することで、著作者に経済的な利益をもたらし、著作へのインセンティブを高めてより豊かな創造につなげよう――というものだ。だが、著作物が多様化し、ネットによって流通コストが劇的に下がった今、利用制限による不自由さが際立ってきた。
著作権保護期間延長問題や、無許諾複製物のダウンロード違法化問題など著作権法にまつわる問題がクローズアップされる中、いわゆる「権利者側」と、一般ユーザーが対立するケースも増えている。この対立は「旧来の流通システムと、インターネットという安価な流通システムの戦い」(白田さん)であり、汗をかいて創造しているクリエイターは蚊帳の外だ。
「著作権法にはクリエイターを守る規定がほとんどない。それに手を付けずに権利を主張するのは、旧来のメディア企業が利益を守ろうとイチャモンをつけているようにしか見えない」(白田さん)
東京大学大学院教授の玉井克哉さんも同意見だ。「今の著作権法は、自分は何もクリエイトせずに流通を支配しているだけの人に巨額のお金が渡る。その代表が放送局。クリエイターがちゃんとお金をもらえる仕組みを作るべき」(玉井さん)
権利者側は「ネットで著作物が流通するせいで旧来メディアが損失を被っている」とも主張する。だが慶応義塾大学教授の田中辰雄さんは「音楽の私的利用(MP3ファイルの流通)が広がったことで音楽の売り上げがどう変わったかという実証研究がいくつもある。結論は出にくいが、売り上げは変わらないようだというのが基本路線。売り上げが変わらないのなら著作権をゆるめた方が、再創造の利益につながる」と指摘する。
「クリエイターへの尊敬の気持ちがほしい」――漫画「炎の転校生」などで知られ、コミケの常連参加者として同人誌も出展している漫画家の島本和彦さんは、クリエイター代表の立場を意識しながら意見を述べる。
TSUTAYA店舗の経営もしているという島本さん。「最近CDの売り上げは減ってくるし、近所にコミックレンタル店やブックオフができると、漫画の売り上げはガッと減る。新古書店などですそ野が広がるのはいいが、果たしてそれは、正しいやり方なのか」(島本さん)
著作物からの報酬も重要だが「金の問題ではない」という。「著作者への尊敬の気持ちなく『2次利用したから払いますよ』ともらうお金はうれしくない。著作者へのありがとうの気持ちからお金を出してほしい。『誰のおかげで……』と言いたくなる」(島本さん)
ただ、YouTubeをはじめとしたネットのコンテンツ流通については「お金もうけをしない限りは自由でいい」という立場だ。「インターネットは人通りの多いところで大声出しているようなもの。『ぼくこんなもの作りました!』と叫んでいて、みんなが『見せて見せて』というだけなら金を取っちゃいけない。YouTubeもお金をもらわないなら許してやれと思う。でも『見た人は10円払って!』と金を稼ごうというならちょっと待て、と」(島本さん)
シンポジウムの議論は「自由な2次創作が著作物を豊かにし、クリエイターに資する」という前提で進んだ。だが島本さんは「クリエイターを目指すならオリジナルで勝負すべき」と主張する。
「ぼくは石森章太郎や手塚治虫、松本零士から出てきたのだが、そこからいかに離れるか、という戦いもある。クリエイターになろうという人は、再創造(2次創作)はあまりしないほうがいいと思う。遊びとしての再創造はあっていいが」(島本さん)
「再創造を突き詰めるとガイナックスになる。ガイナックスはせっかく大ヒットを生み出してるんだから全部自分で考えればいいのに、あーいらいらするなぁ、また人のせりふを使ってるのかおまえら! と。ガイナックスのようなジャンルはあっていいが、自分で作れるんだから、自分から考えろと」(島本さん)
永井豪さんの制作プロダクションであるダイナミック・プロの幸森軍也さんは「漫画家はみんな貧乏だ」と、厳しい台所事情を訴える。
「漫画家でもうかっていると言える人は、日本に10人いないだろう。寝ないで作品を作っても、雑誌に連載して単行本を売るだけではプラスマイナスゼロぐらい。アニメになっておもちゃが出てやっと利益が出る。何とか、2次的な利用を含めて漫画家に分けてもらえないか」(幸森さん)
幸森さんは「漫画の著作物」の保護の弱さも強調する。「著作権法上で『漫画』が出てくるのは貸与権の項だけ。民事訴訟では『絵画の著作物』になる。以前、立体キャラクターをポスターにされたと訴訟を起こしたことがあるのだが、『これと全く同じ絵をうちが描いたという証拠を出せ』と言われた。これは絵画の著作物と扱われたから。キャラクターの権利というものがあれば『これはうちのキャラクターだよ』と言えるのだが」
「著作権法がイエスかノーを議論している時代ではない」――“有名な動画共有サイト”で代理人として権利者側と交渉した経験を持つという一橋大学大学院教授の岩倉正和さんはこう話し、具体的な事例を元に実務ベースで議論していくべきと呼びかける。

 

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