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昨今とは?/ マイワン

[ 210] 昨今の情報漏えい事故と、対策法
[引用サイト]  http://www.exconn.net/Blogs/team02/archive/2006/03/15/7912.aspx

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SRT 奥天です。ちょっと Blog から遠ざかっておりました。いえ、川柳を始めたからというわけではなく、本社詣出(レドモンド参りともいいます)が頻繁で、毎月行ってるんじゃないか?ってくらいなのです。良いなあ、カッコいいなあ、なんて思っている方が居たら、それは違うとキッパリ言います。1泊3日なんていうのが普通だったりするわけで、昼に成田を出て、朝向こうについて、仕事してから次の日の朝に向こうを出たりするのです・・・最近の航空機運賃はディスカウントが激しいので、殴りこみ系の仕事の場合にはこういう手段も取ったりするのです。特に Winny に関連する話は入り組んでいるので、困った顔を見せつつ交渉しないとならなかったりするのです。で、最近は情報漏えいというと Winny に絡むものが多く報道されています。実は Winny での情報漏えい(というのか、情報公開?)は以前からあって、知ってる人は知ってたわけですよね。違いは騒ぎが大きくなることなのかなと思っています。問題の一端には、実は報道の内容がセンセーショナルで、報道によって興味を持ってしまい、それが Winny を使用する方の増加につながっているようです。また、報道をみて問題のファイルを探る、という行為が一気に広がり、折角しばらくするとキャッシュから消えるコンテンツが、あまりに広範囲に行き渡って、結局消せなくなったりするわけです。Winny を使うことも、ニュースとして知らせて広く周知させることも、どちらも否定できないわけではありますが、その行為がどのような影響につながるのかを深く洞察しなければならないほどに、今の状況は深刻になっていると思っています。米国に出張に行く理由の一つに、今の Winny とそれを悪用する Antinny に絡む問題点を共有したり次のアクションを考えたりするためでもあります。マイクロソフトには、「悪意あるソフトウェアの削除ツール」を開発しているチームがあります。以前に Blog でも紹介した MSAV というチームです。このチームとこの情報漏えいに結びつくシナリオについて説明をし、今の深刻な事態についても理解を得ようとしました。なぜなら、彼らの解析能力をもって、新しい検体を素早く製品に取り込んで欲しいからです。彼らも全てを理解していて結論は早いのですが、そのつど言われることがあります。
「個人ユーザーならともかく、企業の場合には Winny を実行させなきゃ良いんじゃないの?」「データを持ち出さなくさせたり、他の人から見れなきゃ良いんじゃないの?」
いえね、そんなことは日本の有識者が口酸っぱく言ってますし、企業や組織の担当も当たり前に考えていることですから、「もちろん」とは答えるわけですが、「ではどうやって」の部分が難しいわけです。なので、現状としては、ただいま Telecom-ISAC さんと取り組んでいるように、感染 PC の浄化にいそしんでいるわけです。また、どうしても感染がとまらないのであれば、Winny 自体の使用も考えたほうがいい、私もそう思っています。完全な対応ではないことは承知ですが、あまりに状況が悪いうえに被害にあっている人は家でも仕事をしたいと思うまじめな方らしいですから。。。子供がいつの間にか Winny を入れてしまったとか、Winny の仕様を知らなかったとか、えっそんなことで?という理由が多いことからも、まずは落ち着いて、絶対に失敗しない自身が無い限り、使わないほうが良いのではないか、そんな結論に達してしまいます。
ちなみに、現時点で「悪意あるソフトウェアの削除ツール」は、Antinny 系の 43 種を消せます。来月は、さらに対応ウイルスを増加させ、山田系やドクロも対象にできればと思っています。あと、SRT の早川さんが、Winny にまつわる問題点を分かり易く理解できるように、イラストを交えた資料を書いてくれました。僕もレビューしましたが、とっても分かり易いので、会社などの組織で印刷して配布をしていただき、啓発活動にご活用いただければとおもいます。
と、ここまでだと、絶望的に感じてしまうわけですが、私も技術者の端くれなので企業の担当者の方にアドバイスを。ほぼ完全に Winny による脅威を回避する方法があります。もちろんいろいろなハードルがあり、しかもかなり高いハードルではありますが。。。コストも掛かるし技術的にも高いので、だれもが導入できるとは言えませんが不可能ではないのです。
第二はコスト。どうしても会社や自宅のクライアント制御をするために、技術の導入が必要となります。これが企業体力に合わないほどに高額になるなら、他の方法を考えたほうが良いです。導入は達成できても、その後継続的にかかるコスト(監視とか、メンテナンスとか)は捻出できないでしょう。
第三に社員のモラルの維持です。Winny が危険とわかっていても、一度楽しさを知ってしまうとなかなかキッパリと止められないものです。また、やってはいけないといわれても、怖いもの見たさで手を出したくなるわけです。俗に言われる ”人が脆弱性”の部分についても、管理者は考えなければならないわけです。
さて、気になる対策方法ですが。。。ただいまホワイトペーパー化しようと思っています。ちょっと時間がかかるかもしれませんが。。。キーワードは、- 持ち込み PC を排除する- クライアントを完全にコントロールする- 情報をトレースする- データを暗号化するこれを実装できれば、家で個人の PC を利用している環境でも、問題なく対策ができます。
コミュニティにおけるマイクロソフト社員による発言やコメントは、マイクロソフトの正式な見解またはコメントではありません。

 

[ 211] 極東ブログ: 昨今ブログ事情など
[引用サイト]  http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2007/03/post_7dc8.html

ブログを始めてこの夏で四年になるのか。さすがにそろそろ終わり感も漂うし、あるいはすでに終わっている終わっていると言われているように今は終わった後の光景なのかもしれない。この間ブログの世界もいろいろ変わった。内側にいて思うことを少し。
先日、ブログ界で知る人ぞ知る知らない人は知るわけねーじゃんのうんこさんことハナ毛さんことことことから、ブログ始めるとしたらどこがいいでしょ(参照)と聞かれた。うぉらぁエントリに関係ない糞コメントすんじゃねーとか言うのもなんだしスルーっていうのもと思って、エントリ書いたら、これがさ、長くなってしまって掲載をためらっているうちに紛失してしまった。どうでもいいけど。
で、どのブログホストサービスが良いか? 一言でいうと、あ、このブログっていいなというブログをサポートしているところがいいですよ。
」が良いと思っても「さるさる日記」(参照)はお勧めできない。理由はなんか言われそうだけど、単純に読みづらいのと変なツールを仕込まれるからだ。
ブログというのはスタイル指定でいろいろ見栄えが変わるのだけど、そのあたりはレディメードのデザインが多いところを選ぶのでなければ、ある程度勉強して自分でデザインすることになる。この極東ブログは地味の極みだけど例えば上部にマージン空間があるとかちょこっとデザインしたりしている。ただ、デザインはけっこう難しい。
閲覧者から見えない部分の機能というのもいろいろあって、私がココログを選んでいるのは、ブログシステムはムーバブルタイプを特化させたタイプパッドが最高機能かなと思っている面があるから。ま、そうだと断言はできないけど。ついでなんでココログの使い心地だけど、一時期ホント止めようと思ったけど、最近は安定している。極東ブログのタイプだと月千円くらいかかるので、ロリポップにムーバブルタイプを入れて独自ドメイン入れるより高く付く。それだけのメリットがあるかというと、微妙かな。
アフィリエイトについても微妙だけど、無料サービスの場合は、サービス側で勝手に広告を付けるのでそのあたりをどう考えるか。エキサイトのようにまるでダメというのもあるけど、現状だとだいたい月額三百円くらいで押し付け広告が除去できる。ということは月額三百円くらいアフィリエイトで稼げるならということになる。週刊誌一冊分くらい。ただ、実感としては、バランス感がでるのは五百円から千円くらいでしょうか。それってやってみるとけっこう難しいだろうと思うというか、チャレンジしがいがある。言うまでもなく最初からアフィリエイト志向のブログは誰も見ないでしょ。アフィリエイトはオタ系でなければある程度そのブロガーへの好意のようなものから成り立っているようだ。というところで、付け足しみたいですがこの機に、みなさまに感謝。
この関連の基礎知識というか経験知識は、ブロガー献本による壮大なクチコミ実験となっている「クチコミの技術 広告に頼らない共感型マーケティング」(参照)がためになる、つまり、マーケティングの本というより、普通のブログ入門・心得として良書。
個人でブログを長く運営している人たちには、ある共通する感覚があります。それは、長く続けることで「ブログが育つ」という感覚です。そして、ブログが育ったと感じることがメディア化への第一歩と言えるでしょう。
この数値は、筆者がブロガーとして活動しているうえで得た肌感覚から割り出したものですが、ほかのブロガーに聞いてみても大体納得してくれます。
補足すると、毎日更新というのは、よほどのことがないと無理なので、少なくとも週4日くらいだろうか。大体150日で300エントリというと、一日2エントリ。毎日は無理だから書くときは3エントリくらいまとめ書き。ただ、3つあればいいわけではなく、一つのエントリで200PVを取るくらいの引きが欲しい。(PVというのはとりあえず閲覧回数。)
ただ、大変だからやめときなさいというのではなく、そのくらいの水準を意識してやってみるといいと思う。
クチコミの技術広告に頼らない共感型マーケティングコグレ マサトいしたに まさき この引用部分の筆者はいしたにまさきさんで、「みたいもん」(参照)を運営。同書によると、月10万PVとのこと。日割りにすると、3000PVあたり。このくらいだと、外側から見てブログの世界にいるという感じだろうか。偉そうな言い方に聞こえてはなんだが。そして、以前、「池田信夫 blog」の池田さんが1万PVに多少驚いていたエントリを書かれていたと記憶しているが、一日1万PVを越えるあたりで、いわゆるアルファーブロガー的な世界になるのではないかと思う。これは多いといえば多いのだけど、それでもマスメディアに比べると大したことはないし、他に有名まとめサイトなどは大体一日10万PVはありそうだ。
ブログを使っていないまとめサイトのPVが高いというのは、現状ではブログはまだまだメディアになっていないに等しく、大体1万PV代のブログというもRSSよりブックマークで読まれているようだ。
今日はエイプリルフールですが、ネタのエントリーは書かず普通の内容を書きます。 前に付き合っていた人に、「俺とお前ではそもそも住む世界が違う。下手に何か世間に名前が知れ渡るようになりたいとか、認められたいとか、そのような無駄なことを考えたりせず、自分の趣味... [続きを読む]
過去のエントリーでまずいものをぽこぽこ消しまくっていたので、ここまでたどり着くのはかなり長かったです。 終風先生が過去に「極東ブログ」の中で メディア化はさてこき、ブログを始めるときも、ある程度育った状態を想定するといいと思う。 で、その第一歩だが。 半... [続きを読む]
人は禁欲的に生きるべきだという態度のことでは無いです。その仕組みに根本的な失敗があるように思います。
マルチ商法(自立的販売網)が否定されるのは参加者が取りがちな詐欺的な態度(ブログでいうアフィ乞食)だけでなく、理想的に想定された効用よりも現実下ではずっと非効率で単なるオーバーヘッドにしかなってないところにあると思うのです。そして社会で生きる人間はそういうダメの匂いをかいで煙たがるのではないかと。
その変な感じがアフィリエイトというシステムに感じるのです。情報の発信者にも受信者にもゴールをブレさせるだけのノイズ発生源なのではないでしょうか。アフィリエイト主催者の商業的な成功はシステムの合目的性とは無関係です。
↑内容問わなきゃ1日10回更新くらい出来るでしょ。私is内容の無い人ですから。惰性で垂れ流すだけならなんぼでも。
↑そういうのは弁当おじちゃんにお任せで。2000本安打まで頑張ってくださいね。僕はボールボーイの中学生若しくはベースボール犬ミッキーくんくらいのポジションで。
>ただ、大変だからやめときなさいというのではなく、そのくらいの水準を意識してやってみるといいと思う。
↑そういうのは昔お仕事で書いてたときに散々意識しまくってたから、もういいです。10万級の雑誌ではそうそう書いたこと無いけど、1,5〜3〜5万規模で支持率15以上20目標…みたいな。そういうレベルで動いてたことなら、多少は経験あり。
んで、経験上。2,3ヶ月で飽きる。だるい。知力が無いのでネタ尽きる。どっかから話引っ張ってきて書き足しとかしたら、ある意味職業になっちゃう。そこまでする気ないです。
物置とか倉庫とか裏庭とか、そういう感覚ですんで。「落ちなきゃいい」「無駄サービス不要」「利用料金は年額3万一括払い上等」「勝手に消えたら地の果てまで追いかけて満面の笑みで殺しきる」であれば。どこでも誰でも何でもいいです。
もうね。根本的に「上を目指す気絶無」なんですよ。おじちゃんのナイス助言の3分の2くらい、どうでもいいです。でもご助言そのものは非常に参考になりましたので、ありがとうございました。
というわけで、弁当おじちゃんと同じとこにしときますわ。そういうことで。緑なんか知らん。2ちゃんブログは全力で滅びよ。そんな感じです。
私の「幻想の市民参加型ジャーナリズム」というサイトは、半年以上更新をせず、エントリーは、100ちょっとだが、いまだに、時によっては一日のPVが100を越えるときがあり、最近総アクセス数が1万を越えた。
アクセス解析をしているわけではないから、理由はよくわからないけど、数を追ってもしょうがないというのが、私の考え。
「ブログは終わった」のでしょうか?「終わった」という根拠はどこにあるんでしょうか?また、ブログが終わって、次は何が「始まる」んでしょうか?そもそもブログは「始まった」んでしょうか?
私の場合、ブログを見て回る最大の理由は「暇つぶし」です。本質的な意味での情報収集には既存のマスメディアの報道や書籍、それでも足りなければ自分自身で足と金を使って聞き取り調査します。それは多くの人がやっている通りです。ややもすると「マスメディアに勝つこと」が正しく、それを目標に掲げている人がいますが、所詮、物量と経験、さらに商売でやっている組織に情報力で勝てるわけがありません。
ブログは暇人が暇人に情報発信する遊びの場ではないでしょうか。経営者や弁護士、会計士、デイトレーダー、芸能人など、自分自身のポジションを明確にしている方も数多くいて勉強になりますが、専門職と言われる方々も、大部分はマスメディアの報道からの引用と、それについて語ったり分析したりする記事が大部分です。情報の信憑性に責任を持たなくてもいい以上、勘違いも多く見られます。しかしブログは、社会事件や事象について、アレコレと議論するには格好の媒体だと思います。そこから何か新しい発見があるとは思いませんが、ちょっとした暇潰しに議論ごっこをするのは楽しいものです。
ブログのアフィリエイトで年収一千万円をコンスタントに得られるようになれば、「プロのブロガー」が誕生して、情報や分析でもマスメディアに勝てる時代になるかもしれません。しかし、ジャーナリストのブログの多くが「メディア論」「ジャーナリズム論」「愚痴」「身辺雑記」に終始しており、ブログの執筆に時間と労力と金を費やせなないのは、それが金儲けにならないからでしょう。
今後、ブログが何らかの形で発展するかどうかは、「アルファブロガーはブログで生活する」という環境が出来上がるかにかかっているように思います。従って、ブログは今のまま陳腐化するような気がします。次は、「オンラインゲーム」形式の「何か」が主流になると予測しています。
あたりが混在して、これといって突き抜けるものがないだけでしょ。ブログで生活(笑)って。片腹痛すぎて2秒で即死ですよ。やるとしても結局は組織化しないと無理でしょ。家内制手工業レベルでいいから複数人集まって作業としてやんないと。現状のままだと。
言論そのものにフィー払えるほど「読み手が」成熟してないだけ。1pv1円でいいから払ってやれよ、とも言うけどね。誰も払わんでしょ。そんなの。
どうでもいいけど最近愚父の容態がアレなんで。ブログやってる暇微妙に無いかも。コメント子が楽でいいですねって、今さら納得。状況が好転したら、また考えておきますわ。春先開始の線は、ちょい保留。皆さん頑張って。南無〜。
残念ながら、そもそも金払うだけの価値があるブログが存在してないんでしょ。当然、銭儲けにも小遣い銭稼ぎにもならないから、ネット上に大量の落書きが溢れ返ってるだけ。繰り返しですが、ブログはどんどん陳腐化していくでしょう。
このままならぬ浮世だからこそ、すむもよし、たづねるもよし、かえるもよし、環境や気象の動きにあわせて、具の按配を。
広く読まれたいなら、検索エンジンを自前で持っているblogサービスから始めるのが無難かと思う、今日この頃。
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[ 212] 荒木和博BLOG: 昨今の報道について
[引用サイト]  http://araki.way-nifty.com/araki/2008/05/post_7a22.html

昨日の「毎日新聞」夕刊の報道については「特定失踪者が誰か帰ってくるのですか」と、山のように問い合わせがありました。こちらは寝耳に水で、何とも答えようがなかったのですが、このところ、スクープが出ては関係者が打ち消すということが繰り返し行われています。誰が、どういう意図のもとに行っているのかは分かりませんが、いくら何でも、全く火のないところにこれだけあちこちから煙が上がることはないと思います。
ところで、去る5月20日付で、政府の拉致問題対策本部事務局の河内隆・総合調整室長から家族会の方々に下のような手紙が送られました。まあ、書き方は丁寧ながら、良く読むとほとんど脅迫状のような中身ですが、この中で北朝鮮の体制転換について書かれている部分は、これまでの報道とあわせてみると、非常に興味深いものがあります。ご参考までお送りしておきます。
ここでは、私も「特定の人」(この書き方には思わず吹き出してしまいましたが)として登場しており、さまざまな面で突っ込みを入れられる部分があるので、あらためて書きたいと思いますが、間違いなく言えるのは、官僚機構のシステムからして、これが河内室長だけの独断で行われているはずはないということです。何となく、これまで視界を悪くしていた霧のようなものが晴れてきつつあるのかなとも思えます。
若葉が初夏の日差しにまぶしく輝く季節となりましたが、皆様におかれてはいかがお過ごしでしょうか。 内閣官房の総合調整室長の河内です。
拉致問題解決に向けての展望を残念ながら示せず、問題が長期化するあまり、御家族の皆様におかれては、焦燥感を募らせておられることとご拝察申し上げます。 誠に申し訳ないことであります。
六者会合を巡る動きも不透明感を増して、おりしたたかな北朝鮮に、関係国全てが振り回されている状況が続いております。 北朝鮮国内の食糧不足の情報も耳にしますが、普通の国ならば政権への信頼が大きく揺らぐ要因となっていくのに、国民を国民と思わない「かの国」にあっては、政権に批判的な国民から餓死させていくのであれば、かえって体制に忠実な人の割合が増し、その安定感が増すというような極めて逆説的な状況にあるのではないかと、かえって唖然とする思いが個人的にはぬぐえません。誠に異質極まりない国です。
さて、これまで皆様上京の折には、その都度、拉致問題対策本部の取り組みについては触れさせていただきましたが、平成20年度になり、いよいよ、この6月8日の福島を先頭に、地方版「拉致問題を考える国民の集い」が開催される運びとなっておりますので。本日は、この地方版「集い」についてあらためて触れさせていただきます。(このスタイルの集会としては6月21日(土)には岩手。7月6日(日)には愛媛。8月24日(日)には富山で、順次予定されております。)
これまで、御家族の皆様が、身を粉にして様々な集会を開いて、拉致問題をアピールしてきていただいたことについては、深く感謝申し上げたいと思います。 今後とも、拉致問題への関心が薄れる事のないよう、引き続いて様々な形での御協力を、宜しくお願い申し上げます。御家族の皆様にお願いするのは、誠に心苦しい限りですが…。
今回、そうした皆様の御努力に加えて、政府の拉致問題対策本部としても、地方自治体及び民間との共催による「集い」を各都道府県で実施していきたいと考えております。 平成18年度に内閣に拉致問題対策本部が設けられて以降は、政府主催の「国民の集い」実施してきたわけですが、これはいずれも東京での開催にとどまりました。各方面から、もっと全国的な広がりが求められているとの御指摘もいただいてきたところです。したがって、「国民の集い」と同様な内容の集会を、更に創意工夫を加えて、各都道府県レベルでも開催して参りたいと考えております。
(1)まず、本「集い」開催の趣旨は、「拉致問題への国民の関心を維持すること」と「解決に向けた政府の取り組みに理解・協力を求め、政府・自治体・民間が御家族の皆様と心を一つにして北朝鮮に対峙してく重要性を再確認すること」です。拉致問題の解決は「国家が解決すべき問題」であることはいうまでもありませんが、自治体もいわゆる「北朝鮮人権法」第3条の「自治体の責務」に則り世論の啓発に努めるとともに、各地の様々な民間団体とも連携し、各地域から拉致問題解決への決意をアピールしていこうとの企画です。現実の開催地については、地域の熱心な皆様が、精力的に手を挙げられたところから、順次、開催を検討していくことになりそうです。
なお、主催・共催となる民間団体については「救う会」を始めとする様々な団体がありえますが、御家族の皆様との間では、いずれの「集い」においても緊密な連係を図って参りたいと考えております。 この手紙をしたためている趣旨もまさにこの点にあるのです。
地方議員の方の関心が高いところは、議連も共催者に連なるなど、その集会のあり方には、地域毎に多様性があってよいものと考えております。 この意味からしますと、」政府が共催者に名を連ねない集会であっても、(申請がある場合には)その意義を認め、後援したり、あるいは招かれて関係者が出席・講演したりするということはいくらでもあるわけです。
なお、政府が共催していない集会に政府関係者が出席するような場合には、集会の最後に集会のアピール文を受けることがよくございます。この場合、その決議については、官邸要路とも情報共有しております。 ただ、本「集い」は政府自らが主催者の一員となるものですから、主催者でありながら、その集会でのアピールや決議の類いを「当の政府に対して」行うと言うのは奇異な印象を抱かせる(政府が拉致問題にしっかりと取り組むべきは当然のこととの趣旨から)ことになりますので、この種の決議を採択をすることなどは、本「集い」の場では想定していないことになります。
(2)次に、政府が共催者に名前を連ねる以上、全国版「国民の集い」と同様に、政府主催行事に相応しい内容にしたいというのが基本的な考え方です。
「集い」は地方で開催されますが、その地方における拉致被害者に限らず全ての拉致被害者(認定被害者はもとより、北朝鮮に寄って拉致された可能性を排除出来ない人を含む)の早期帰国を目指すものであります。 対象は全ての拉致被害者であり、いわゆる特定失踪者を排除するものではありません。ただ同時に、対象者が「全て」の拉致被害者である以上、開催地に縁のある特定失踪者だけに限定するものでもありません。事実上、「集い」にご出席されるのは開催地に縁のある方ではありましょうが、その方だけにとどまるものではないという意味です。
また、集会全体のメッセージが、北朝鮮と交渉している現在の政府方針があたかも変更されたとの誤解を招きかねないようにしなくてはならない、と考えております。政府が従来から内外に対して行っている説明と矛盾したことをいっているというような印象を与えることは、極力回避したいと考えているわけです。
(3)もっともこのように説明いたしますと、「何か制約がある窮屈な集会なのか」との印象をもたれる方があるかもしれません。そこで、少々くどいようで恐縮ですが、あらためて「御家族の立場から」、この真意につき説明させて頂きます。
御家族の中にも、「現在の政府方針が生ぬるい!」「金正日体制が崩壊しない限り、拉致問題の真の解決はあり得ない!」との意見をお持ちの方もおありだろうと思います。 そのような御意見がでられることは、十分理解も共感も出来ます。 政府として家族会の皆様の発言内容を制約しようという考えは全くありません。何よりも、御家族の切実な思いこそが、聴衆の心を揺さぶるものです。どんな美辞麗句よりも、 「御家族の魂の叫び」こそが「同胞を救わなくては!」という思いを駆り立てる原動力です。御家族の思いには、北朝鮮への不信・体制批判にとどまらず、当然、日本政府に対しての不満・批判もあろうかと思います。 これだけ解決に時間がかかって思案っている以上、当然のことですし、また、中には、叱咤激励もあろうかと存じます。
ここで御留意頂きたいのは、日本政府が北朝鮮当局を相手にして外交交渉で問題解決をしようとする以上、日本政府自身が金正日体制打倒を方針とするならば、そんな相手方とは北朝鮮は本気で交渉テーブルにもつかないことになってしまう点です。誤解を恐れず、具体例をあえて申し上げれば、例えば、「金正日体制を転覆させ、自衛隊を派遣しない限り、拉致被害者を救出出来ない」というような主張は、「対話と圧力」という一貫した考え方の下で解決に向け取り組んで行く政府の方針とは相容れないと言う事です。このことは、同時に、現体制下では(北朝鮮当局のある特定の部署により)拉致被害者の情報がしっかり管理されているだろうから、しかるべき人の「決断」さえ示されて「解決」に向かう方が、体制が転覆され大変な混乱状態の中でよりは、拉致被害者救出に現実として適するという側面もあると判断されるからです。
さらに、「政府が税金を使って集会を開催するのに、特定の意見を排除するのか」ととられる方もおられるかもしれません。集会の正確が、(いわゆるタウンミーティングのような)各界各層のご意見を伺うような場なら、その批判は的を射ているのかもしれません。しかしながら、この「集い」は、「参加者が自分の問題として拉致問題を考え行動するきっかけとなるもの」であり、また、「各開催地にて、日本国は北朝鮮に対して拉致問題を決しておろそかにしないことの決意を一致団結して示す場である」ことを想起していただきたいと思います。アプローチの違いをことさら強調する場ではないのです。 要は、いろんな主張があって然るべきなのですが、少なくとも政府共催の集会である以上、政府としては金正日体制打倒を声高に叫ぶようなアプローチはとらないということです。
なお、この点に関し、「特定の方」をこの「集い」から排除したとの話もきかれますが、政府が「特定の方」を名指しで排除したような覚えはありません。共催者間で集会の趣旨等につき事前調整するプロセスを丁寧に行っていくことは重要であり、もとより関係者の間で誤解・疑義を与えような事はあってはならないと考えます。 いずれにしましても、共催していただける団体の皆様方には、この様な政府の方針につき十分御理いただいた上で、集会のための準備を政府とともに進めていただく事になります。
(4)政府としては、地方版「集い」を通じて、一層拉致問題啓発に取り組んでいく所存ですが、あくまで共催者として参加し、その資格の範囲で費用を負担することも予定しております。 会場等借り上げ料や広報啓発経費につき、応分の負担をしてく所存ですが、自治体や地元団体ともよく相談して決めていこうと考えております。これは、民間団体に対する補助金拠出を行うものではありません。 必要経費の一部を国も負担する以上、地域の方々が全く独力で集会を開催するよりは、結果的に開催がしやすくなるという面はありましょう。
いずれにしても、こうした「集い」を通して、全ての拉致被害者の一日も早い帰国を実現すべく、北朝鮮に対して、毅然とした対応をとっていく考えです。
ここまで縷々説明させていただきましたが、これは、地方版「国民の集い」につき当方の説明が不十分であり、一部の方に誤解を与えてしまったのではないかと心配するためです。 そこで「つどい」開催前のこの段階で、御家族の皆様にはあらためて説明をさせていただいた次第です。
日中は汗ばむ陽気でも、朝晩には冷えるこの季節、御家族の皆様におかれては、お体にはくれぐれもご留意下さい。

 

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