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繰り広げとは?/ レイク

[ 261] 【今週の1本】女の園で繰り広げられる、辛辣な戦い(?)に勝利しよう『大奥記』
[引用サイト]  http://news.dengeki.com/elem/000/000/083/83142/index.html

「大奥」といえば、一時期TVでドラマ化もされたが、女だけのそれはそれはこわーい世界が展開されていた場所。実際にそうだったのかは、当時の人しか知り得ないわけだが、そんな大奥の世界を垣間見ることができるのが、6月5日に発売されるPS2用ソフト『大奥記』だ。江戸城を舞台に、女たちの辛辣な戦いが始まる……?
時は江戸時代。戦国の争乱は過去のものとなり、徳川幕府の下、人々は太平の世を謳歌する。だが、再度の戦乱を恐れた幕府は外様大名(関ヶ原の戦い以降に徳川家に従った大名)の動きに目を光らせ、落ち度があった大名に「減封(領地を削減すること)」、「改易(領地を没収すること)」を命じた。その結果、徳川三代で120もの大名家が影響を受ける。千歳藩主“小椋修康(おぐらのぶやす)”は三万石の小大名であったが、幕府の不興を受けて切腹、お家断絶の沙汰を受けてしまう。“修康”の娘“時子”は、家臣の“溝口秀聡(みぞぐちひであき)”に養女として引き取られ、幼少時代を過ごす。
江戸城の大奥。そこは徳川将軍の、そして将軍正室、側室、女中たちが生活する場所だ。「大奥法度(大奥独自の法律)」が定められて以来、この場所は男子禁制とされ、大奥は将軍のための女の園となる。“修康”の死から10年。江戸城大奥に、今日もうら若き乙女たちが出仕する。その中には、美しく成長した“時子”の姿もあった。生家を滅ぼし、父を死に至らしめた徳川将軍の元へ近づき、そして……。“時子”の生涯を賭けた復讐劇が、ここに幕を開ける。
ゲームが始まると、ちょっとした会話の後に、いきなり用事を押しつけられる。下っ端のさらに下っ端だから、そんなものかと思いながらも、まずは言われた人物を捜して廊下をひた走る、ではなく、ひた歩く。×ボタンを押すと早歩きをするものの、城内なのだから慌てず騒がずゆっくり歩かなくてはいけない。目的の相手に話しかけて再び部屋に戻ると、またも別の人間を捜すように言われる。「忍者にでも聞けば?」と言いたくなるのをグッと我慢して、広い城内を探索。といっても、どちらの人物もすぐに見つかるので、騒ぐほどではないのだが。
城内は、慣れないうちは広さに戸惑う。出入口が2カ所あるところも多いので、廊下と室内をじっくり歩き回って覚えよう。
おもしろいのは、主人公の“時子”が部屋を出て行く時は、必ずふすまを閉めること。普通のゲームなら、ドアを開けて出ていったら、その後は開けっ放しにしていくのに、本作のなんと律儀なことか! そんなところで1人笑いながらも頼まれた仕事をこなしていくと、先輩の“千鶴”が難癖をつけて、“時子”を追い落とそうとしてきた。どうやら、彼女は自分に意見をした“時子”に腹を立てたらしく、大奥から“時子”を追い出そうという計画を立てたようだ。早くも、1日目から大奥のドス黒い世界を知り、当時の人に同情。こんなところで成り上がるには、よほど根性が座ってないとダメだ、というのを感じたところで1日目が終了した。
大奥には、数多くの人物がいる。会話を交わすと親切に教えてくれる人がいるかと思えば、敵対心むき出しで話す相手も。
2日目になり、先輩の“千鶴”にイジメを受けた“時子”は反撃に出るべく、情報集めに走る。そこで気付いたのが、画面左上にある時計。少しずつ時間が進んでいくのが気になったので、おもむろにマニュアルを読んでみた。すると、どうやら10日間という限られた時間内に、情報を100%まで集める必要があるらしい。しかも、大奥では20時が消灯とのこと。「こちらは朝の7時まで原稿を書いているのに早いよ!」とぶつくさ言いながら、あらゆる人に話しかけて情報を入手していくことにした。
1日のうち行動できるのは、最初は15時から20時までの間だけ。時間の経過と共に大奥も暗くなっていき、20時になると強制的に自室に戻される。
まずは紙と筆をもらい、話を聞いた側室や女中に紙を渡し、証言を書いてもらう。行ける場所へは全て移動する必要があるが、最初は限られた範囲しか行動できない。それでも1日目と違い具体的な指示はないので、迷ったらSTARTボタンを押して逐一地図を確認。
覚えてしまえばなんてことのない広さだが、慣れるまではSTARTボタンで地図を見て確認するといいだろう。なお、地図の以外にも集めた証言や進行状況をチェックすることができる。
時間は限られているので、無駄に歩いているヒマはない。さっさと情報を100%集めて、相手をギッタギタに! そんな無駄な妄想を繰り広げながら、地道に話を聞いて回った。すると、何人かから証言を得ることに成功! 話が聞けると、それは「札」という形になって手元に残る。同時に、収集情報の数値もアップ。どうやら、これを数多く集めていけばいいようだ。とはいえ、偶数日と奇数日では、いる人物も変わるらしい。毎日地道に歩ける場所を全て歩き、全員に話しかけること5日間。ついに100%に達成! すると、自動的に場面が変わり、申し開きのシーンとなる。
間抜けなことに、計画を考えた“千鶴”本人からも話を聞けてしまう。いい気になっていられるのも今のうち。この後、悔しい思いをするのはそっちだ。
ここでは、これまで集めてきた証拠を元に、相手を完膚なきまでに叩きのめしていくのだ。申し開きの場で話を聞き、判断を下してくれるのは、“千鶴”の上司である“おこち”。しかし、彼女は自分の部下だからといって“千鶴”をかばうようなことはしない。彼女が報告を行った後、その意見が正しいか間違っているかを“おこち”に聞かれるので、すかさず「間違えている」を選択。そして、女中や側室から聞いた話が書かれている「札」を、次々と“舞子”へ提出していくと、“千鶴”の表情がドンドン険しくなっていった。全てを提出すると、“千鶴”には処罰がくだされ、見事に“時子”の勝利となるのだ。
“おこち”は証拠を求めてくるので、出せと言われたら集めた証言を次々に提出。隣で“千鶴”が悔しい表情をしているのが、実に楽しい。
スカッとしたところで、最初の1カ月が終了。“時子”の役職も上がり、少しではあるが将軍様へと近づくことができた。しかし、翌月になると、今度は“お紺”が事件をでっち上げて、“時子”を大奥から追い出そうと……。これを繰り返して、“時子”は成り上がっていくことになるのだ。
役職も上がり、広い範囲を移動できるようになった“時子”。あちこち歩き回っていたら、今度は“お紺”に難癖をつけられてしまう。世の中、正しいことをやっていると目をつけられるのは、今も昔も変わらないようだ。
些細なことから事件が発生し(といっても濡れ衣だが)、それを解決するために城内を歩き回って証拠を集め、最終的には相手を打ちのめして成り上がっていくという、「大奥」のイメージそのもののドロドロとしたシナリオが楽しめる。特に、集めた証拠を提出して、相手の悔しがる表情を見ている瞬間は最高だ。ちょっと変わったアドベンチャーものを探している人や、推理もの、探偵ものが好きだという人なら、楽しくプレイできるだろう。ただし、大奥が女の園だからといって、ハーレム状態が楽しめる、という訳ではない点には注意。(佐々木潤)

 

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