わかるとは?/ ノーローン
[ 235] 色盲の人にもわかるバリアフリープレゼンテーション法
[引用サイト] http://www.nig.ac.jp/color/
日本人男性の5%(約300万人)、白人男性の約8%は、赤や緑の混じった特定の範囲の色について、差を感じにくいという視覚特性を持っています。これはこれまで「赤緑色盲、赤緑色弱」もしくは単に「色盲」「色弱」と呼ばれていたものですが、このホームページでは「色盲」という言葉に統一して記します(色盲という言葉を選んだ理由については、ここをご覧下さい)。その頻度はAB型の血液型の人よりも多いくらいで(AB型は日本人で 10%、アメリカだと3%)、いかに多くの人が色盲であるかがわかるかと思います。最近はカラー印刷技術の発達やパソコン、インターネットの普及によって、カラフルな情報発信が可能になり、使用している色そのものに重要な情報が含まれているケースが多くなりました。色盲の人々は皆さんの発信する情報を十分に理解することができているのでしょうか。このホームページでは、色盲の人にも十分情報を理解してもらうためにどのような色遣いが適当でどのような工夫が必要であるかについて御紹介します。 ご注意:本ページに掲示する色盲のシミュレーションは、ソフトウェア「Vischeck」を用いて作成したもので、すべて強度色盲を例にしております。 軽度色盲(いわゆる色弱)における色覚の変化の「程度」には、ほとんど「色盲でない人」と変わらないものから、「色盲の人」と変わらないものまで、大きな個人差があります。軽度色盲の人には、各「色盲」のシミュレーションと「色盲でない人」の画像の中間像が見えているとお考えください。最も強度の人に対応した色覚バリアフリー対策であればすべての人に対応できる 学級(男子20人)の各クラスに必ず1人、男女100人の講演会場では、2〜3人の色盲の聴衆がいるという計算になります。社会的な差別や偏見といった過去の経緯から自分が色盲であることを隠す人が多いことや、色盲であっても実際にはかなりの色を不自由なく見分けられることから、これまで色盲の人が色に関する不便を積極的に訴えることは少なかったと言えます。そのため、色盲がこのようにありふれた現象であるにもかかわらず、バリアフリー対策の対象となっている他の障害に比べ、色覚に関するバリアフリー対策の意識は高いとは言えません。印刷技術の発達やインターネットの普及で、我々の身近なところで色の違いによって重要な情報を判断しなければならない機会が急激に増えてきています。学術研究発表の場では十分な議論を行なうためにさまざまな情報を正確に伝達することが求められ、商業デザインの場では商品やサービスの情報がより多くの人に確実に伝わることが求められています。そのような立場の方々に色覚バリアフリーについて理解と共感をいただき、誰にでもわかりやすいユニバーサルな色彩表現が広まっていくことを望んでおります(下記PDF版より抜粋)。 神奈川県が 「色使いのガイドライン」カラー16ページのパンフレットを発行いたしました。県、市町村、学校、印刷会社、工業デザイン関係、交通事業者、博物館などに すでに配布されております。都道府県レベルで、本格的なパンフレットの作成配布を行い、色覚バリアフリーの正しい知識と具体的な対策の普及に取り組むことは、包括的な公共の色覚バリアフリー化を進める上でその効果が多いに期待されます。 印刷されたものをご希望の方は,下記ホームページから 神奈川県 保健福祉部 地域保健福祉課 地域保健福祉班 へフォームメールをお送りください. 色覚バリアフリーの具体的な方策を考える際、色を多用した情報の見分けにくさやその改善法を現実の例を用いて実証的に調査研究した例が、現状では非常に少ないという問題があります。そこで、「色数が多く」「色のみで情報を伝え」「多くの人の目に触れ」「日常的に活用されている」例として、東京の地下鉄路線図を取り上げ、色盲の人と色盲でない人の合計300人にアンケートを行ない、都営と営団の路線図の見やすさを検証しました。その結果を踏まえ、どのような改善が考えられるかを検討しました。(本資料は、日本展示学会第22回研究大会で配布した報告資料に補足を加えたものです。他の項目も加えた最終的な解析結果は後日学会誌に発表する予定です。) 東京都印刷工業組合墨田支部では「色覚バリアフリープリンティング」 を推進しております。先日、色覚バリアフリーコンテストを企画し、色覚バリアフリーデザインによる「東京都地下鉄路線図」の作品を募集いたしました。 タのモニターや液晶画面の色の表現はデバイスに依存して変化します。厳密に色を調整した、より鮮明な図版をご希望の方は、月刊「細胞工学」のバックナンバーを購入されることをお勧めいたします。PDF版を読むためにはAdobe 最近の旅行パンフレットは、雑誌顔負けの豪華なカラー印刷が主流です。なるべく多くの色と文字を使って、可能な限りの情報を詰め込もうとしている これから職業選択に臨む色盲や色弱の若い方にとって、果たして自分が志望する分野で色盲や色弱の人は普通に仕事できているのか?またその仕事につくにあたって、色盲や色弱であることがどういう点では案外困らなかったか?逆にどういう点では不便であったか?そのような また現代の日本では、残念ながら色盲や色弱であると分かると、それだ けで就職や昇進、また日常の仕事を進めるうえで差別や偏見を受けることがあるという現実があります。しかし、すでに仕事で高い評価を得て、ある程度の地位に達している人なら、色盲や色弱だと公表しても今さら不利益をこうむる心配は少ないことでしょう。むしろそういう方が積極的に公表することによって、色盲や色弱への偏見を減らしてゆく効果があると思います。 皆さんの作成した図版(カラフルなグラフや絵)や写真が色盲の人にどう見えるかを簡単にチェックすることができます。 色盲の人は赤いレーザーポインターが見えないことがあり ます。最近普及が始まった緑のレーザーポインターは、色盲の人にも色盲でない人にもよく見えます。出力1mWのモデルが扱いやすいようです。5mWモデルは眩しすぎという指摘があります。 |
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