ボーナスとは?/ ノーローン
[ 464] 格差歴然 新聞52社「ボーナス一覧」:FACTA online
[引用サイト] http://facta.co.jp/article/200801014.html
本誌は全国紙の都道府県別発行部数一覧(07年7月号)や、主要50雑誌の販売部数激減ぶり(同8月号)など、わが国マスメディアの知られざる実像を報じてきたが、今回はその第3弾。新聞各社の「懐具合」がつぶさに分かる(関連記事:特集「メディアの深層」)。 新聞記者を目指すご子息を持つご両親。「冬の時代」と言われても「腐ってもマスコミは高給」などと幻想を抱くなかれ。新聞業界も勝ち組、負け組がくっきり。しかも勝ち組にも木枯らしが吹き始めている。 ボーナスの額を比べると歴然である。表で「回答額」とあるのが各社の冬のボーナスだが、毎日の回答額は35歳モデルで100万円を切る87万円。一方、日経は30歳モデルで126万6千円と、年齢差を無視した単純比較でざっと40万円、年齢差を考慮した実質格差は50万円近くに達する。 ちなみに新聞労連非加盟の産経も、夏期は37歳で84万3千円と毎日並みだった。一般の大企業の今冬ボーナスが平均82万円(日本経団連調べ)。それに比べて毎日、産経が低水準とはいえないが、新聞業界というムラ社会では、朝日、読売、日経の「勝ち組」と、毎日、産経の「負け組」にくっきり分かれている。 「今冬の最大の話題は、名実ともに日経の首位奪取。日経の30歳支給額が共同の39歳と肩を並べた。30歳モデルで126万円というのは、驚異的なレベルだ。かつては朝日が断トツだったが、部数減、広告減の二重苦で日経の後塵を拝することになった」――大手紙労組の幹部はこう解説する。 中京圏のガリバー紙である中日新聞の子会社である東京新聞も、40歳で134万5千円と、それなりにいい数字だ。同紙はかつて「都新聞」といい、文芸などに独特の強みを持つ東京ローカル紙だったが、経営難から中日に買収された。旧東京社員は悲哀をなめたが、待遇はすこぶるよくなった。 通信社では、共同通信が39歳で126万9千円と、大手紙のやや下につけているが、時事通信は30歳モデルで68万7千円と毎日、産経よりさらに苦しい。記者クラブに夜遅くまで居残って「アルバイト原稿にいそしんでいるのが時事。次いで毎日、産経」と揶揄される所以だ。 この新聞は1944年創刊、熊谷や秩父など埼玉県北部を地盤とする地方紙だが、2002年に親会社の不動産会社「地産」が倒産し、経営が大きく傾いた。今年に入り、経営再建のため、県庁や市役所に近い浦和地区にあった土地、社屋を売却し、遠く離れた大宮地区への移転を決めた。40代以上の社員に希望退職を募り、計画通りの応募があったのはいいが、それを上回る退職者が出る始末。労組幹部は「社員は展望を失っている」と嘆く。 こうした東京、大阪の隣接県は都心に通勤する住民が多く、「千葉都民」「埼玉都民」「奈良府民」と呼ばれて朝日、読売、日経などの大手紙が強い地域。地方紙が青息吐息なのも無理もない。 ボーナス額でも朝日、読売、日経等の「勝ち組」と毎日、産経、時事通信等の「負け組」にはっきりと分かれ、たとえ勝ち組でも安穏としておれないマイナス要因が、... |
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